猫の多頭飼いで気をつけること5選!人と猫が幸せに暮らすための準備と対策

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猫の多頭飼いに挑戦しようと思っているけれど、「どうやって始めたらいいの?」と悩んでいませんか?

現在共に7歳になる長毛種の猫を2匹飼っている私が、リアルな様子や体験版を含めたアドバイスを公開!

大変なこともあるけど、2匹を迎え入れて良かったです♪

この記事では、猫の多頭飼いで気をつけるべきポイントや準備方法について詳しく解説します。

先住猫との相性や、初対面の進め方、抜け毛対策まで、人と猫が幸せに暮らすための準備と対策が盛りだくさんです!

猫同士の相性が良ければ楽しい日々が待っていますが、対策を怠るとストレスがたまり、トラブルの元にもなりかねません

そうならないためにも、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

猫の多頭飼いで気をつけること:成功させるための重要ポイント

猫の多頭飼いは先住猫との相性や個々の性格を理解すること・コストが2倍以上かかるということの理解が必要

猫の多頭飼いを考える人が増えていますよね。

私は、1匹目の猫が生後3ヶ月になった頃に、仕事で不在にしているときの遊び相手のために2匹目を考えました。

私と同じような理由で「もう一匹欲しいな」と思っている方も多いのではないでしょうか。

猫たちと飼い主である私たちが快適な生活を送るために、重要な気をつけることを3つに分けて紹介します。

① 先住猫との相性を確認する方法と注意点

まず、多頭飼いを考えるときに絶対に確認すべきなのが先住猫との相性です。

猫は犬と違って群れを作る動物ではなく、もともとは独りが当たり前の動物です。

なので協調性はあまり持ち合わせていません。

そのため、先住猫と新しい猫の相性が悪いと、トラブルが起きやすくなります。

特に、性格が合わない猫同士を無理に一緒にすると、ストレスから病気になることもあります。

相性を見極めるポイントを以下にまとめてみました。

相性を見極める基本のポイント
  • オス×オス 縄張り争いが起きやすい
  • オス×メス 穏やかに過ごすことが多い
  • 老猫×子猫 体力差がありすぎて老猫に負担がかかりやすい
  • 年齢が近いと遊びや運動レベルが似ているため、自然と仲良くなりやすい

先住猫がまだ若い場合は、1匹で暮らす時間が短いほど新しい猫を受け入れるのがスムーズです。

逆に、長年一匹で暮らしてきた猫は、他の猫と暮らすことに抵抗を感じることがあるので、こういった点も考慮して、多頭飼いを検討してみましょう。

② 新しい猫を迎える前に必要な準備

新しい猫を迎える際には、事前の準備がとても大事です。

まずは、猫専用のケージを準備することをお勧めします。

新しい環境にすぐに馴染む猫もいるかもしれませんが、多くの猫は初めての場所に緊張してストレスを感じやすいです。

そんなとき、その猫専用のケージがあれば猫にとって安全で安心できる場所になります。

段ボール箱などで隠れられるスペースを作ると、落ち着くかも。

それに加えて、トイレや食器の準備も忘れずに。

最初の隔離期間を過ぎて、一緒の空間で過ごすようになっても使用できるトイレにしましょう。

猫はトイレが清潔であることを好むので、できれば猫の数プラス1のトイレを用意するのが理想的です。

また、新しい猫と先住猫で食事を分けることで、トラブルを防ぐことができますよ。

③ 猫の多頭飼いで得られるメリットとリスク

多頭飼いには、飼い主にも猫にもメリットがあります。

猫同士でじゃれ合って遊んでいたり、くっついて昼寝をいたりしている姿は癒しそのもの♪

私が飼っている2匹は年齢も一緒なので、兄弟のように仲良しでとっても可愛いですよ♡(もちろん喧嘩もしますが(笑))

猫たちは一緒に遊ぶことで運動不足を解消でき、プロレスごっこや追いかけっこを通じてストレスを発散できます。

特に、1匹で留守番する時間が多い猫には、遊び相手がいると寂しさが軽減されます。

ただし、デメリットもあります。

例えば、フード代や医療費、猫砂のコストが2倍になることは避けられません。

また、病気がうつるリスクもあります。

新しい猫を迎える際には、先住猫との相性だけでなく、健康チェックやワクチンの接種をしっかり行う必要があります。

多頭飼いのメリット・デメリット
  • メリット 猫同士での触れ合いや、一緒に寝ている姿はとても癒される
  • メリット 猫同士で遊ぶとほどよい運動不足の解消とストレス発散が期待できる
  • デメリット フード代や医療費、猫砂などのコストは2倍になる
  • デメリット 感染症がうつるリスクや、キャリア持ちの子の場合は隔離するなどの配慮が必要

猫同士の対面方法:ストレスを抑えたスムーズな対面の進め方

順を追って対面を進めていくことが、今後猫たちが仲良く暮らしていける要因になる

猫の初対面は、飼い主にとっても緊張の瞬間ですよね。

何事もなくスムーズに進めばいいですが、猫同士の対面は慎重に行うことが大事です。

焦らず、少しずつ距離を縮めていくことが成功のカギですよ。

① 猫の初対面時に最適なタイミングと場所

新しい猫を迎えたら、すぐに顔を合わせるのは避けましょう。

初めは、タイミングと場所選びが重要です。

まず、新しい猫が環境に慣れるまで、別々の部屋で過ごさせてください。

新しい猫にとっても、突然見知らぬ猫と出会うのはかなりのストレスですし、先住猫もパニックになる可能性があります。

数日間、お互いの存在を感じさせるために、部屋越しにご飯を食べさせたり、お互いの匂いがついたタオルを交換したりするなどして、徐々に慣れさせましょう。

② ケージ越しでの対面が重要な理由

数日が過ぎて問題がなさそうであれば、次はケージ越しの対面をしてみましょう。

ケージ越しの対面は、猫たちが安全な距離を保ちながらお互いに慣れるために非常に効果的です。

部屋のドアを開けて、先住猫ちゃんが自由に歩きまわれる環境にしておくのがマストね。

最初は「シャーッ」と威嚇することもありますが、それは自然な反応です。

この段階で無理に近づけると、猫同士の仲が悪くなってしまうこともあるので、ゆっくり進めましょう。

猫がケージ越しでお互いの匂いを嗅いだり、視線を合わせることで、徐々に「この猫は敵ではない」と理解していきます。

対面を繰り返すことで、お互いにリラックスした状態で過ごせるようになりますよ。

③ ドアを隔てて慣れさせるプロセス

次に、ドアを挟んでご飯を食べさせる方法を取り入れましょう。

猫は食事の時間を楽しいものと感じていますよね。

なので、お互いの存在を感じながらご飯を食べることで、猫同士の印象がポジティブなものになります。

これは「系統的脱感作法」と呼ばれる方法で、時間をかけてストレスを軽減しながら慣れさせるテクニックとしておすすめですよ。

④ 対面中の警戒サインとその対策

対面時に猫が耳を伏せたり、背中の毛を逆立てたりした場合は、警戒のサインです。

このときは、無理に対面を続けず、一旦距離を取ることが大切です。

時間をかけて少しずつ慣らすことで、最終的には猫たちが一緒に過ごせるようになる確率があがります。


猫の生活環境を整える:多頭飼いでの必要アイテムと配置

ちょっとした工夫でストレスなく健康的に過ごせる環境がつくれる

猫たちが安心して暮らせるように、環境づくりはとても重要です。

多頭飼いの生活を快適にするためには、猫ごとのスペースやアイテムの配置にも気を配りましょう。

① 猫の数に合わせたトイレの数と適切な配置

猫のトイレは「猫の数+1」が基本とされています。

これにより、トイレが混雑してストレスになるのを防ぐことができますよ。

我が家の猫トイレ事情

うちの猫ちゃんの1匹はとてもこだわりが強く、自分だけのトイレかつ気に入った猫砂でないと必ずトイレ以外の場所で粗相します;;

他の猫との共有トイレは汚れていて嫌なだけでなく、そもそも他の猫と絶対に別がいい!と思う猫ちゃんがいることも理解しておくといいでしょう。

また、トイレの配置場所も重要です。

猫がリラックスできる静かな場所に設置することで、安心してトイレを使えるようになりますよ。

② 食器と水の設置、猫ごとの個別管理方法

多頭飼いの場合、食事は個別の食器を用意することが大切です。

猫によって食べるペースや量が異なるため、同じ食器でご飯を与えると、片方の猫が過食してしまうことも。

特に、ゆっくり食べる猫と早食いの猫がいる場合は、別々に食事をあげることでトラブルを防げます。

今後、療養食などで器を分けざるを得ない時もくるかもしれないので、初めから分けておくといざと言う時に苦労しませんよ。

水の器は共用でも構いませんが、複数の場所に設置しておくと、猫がいつでも水を飲めるようになります。

水はこまめに交換して、清潔を保つことも忘れないようにしましょう。

③ ケージや隠れ場所の確保で安心な環境を作る

新しく迎えた猫が落ち着けるよう、隠れ場所を用意することも大切です。

例えば、ケージや段ボール箱、キャットハウスなどを設置することで、猫が自分だけの空間を持てます。

そうすることで、ストレスを軽減し、環境に慣れやすくなりますよ。

④ キャットタワーや猫用ステップで空間を広げる

限られたスペースでも、キャットタワーや猫用ステップを使って垂直の空間を活用することで、猫たちが自由に動き回れる環境を作れます。

猫は上下の動きが好きなので、高さのある場所を提供することで、運動不足解消にも役立ちますよ。


猫の抜け毛対策:多頭飼いで気をつける掃除方法と健康管理

多頭飼いでは一匹飼い以上に抜け毛の掃除や健康管理に気をつかう

猫の多頭飼いでは、抜け毛の問題も見逃せません。

特に換毛期には抜け毛が増えるため、日々のケアが大切です。

① 毎日のケアで抜け毛を抑える基本の習慣

抜け毛対策の基本は、毎日のブラッシングです。

特に長毛種の猫は、こまめにブラッシングすることで、家の中に毛が飛び散るのを防げます。

また、ブラッシングをすることで猫とのコミュニケーションも深まりますよ。

おすすめのブラッシングはファーミネーターとコームの2個使いです。

  • ファーミネーター:週に1回程度 アンダーコートの抜け毛処理専門のブラシ めっちゃ毛がとれるやつ!
  • コーム:日常使い用 人間でも使うようなコーム 

我が家は2匹とも長毛なので、2個使いが必須です^^

② 基本の清掃方法

掃除は猫の健康にも関わる大事な要素です。

粘着ローラーや掃除機を使って、床や家具の上の毛を定期的に掃除する習慣をつけましょう。

特に、カーペットやソファは猫の毛がつきやすいので、重点的に掃除をするのがポイントですよ。

③ アレルギー対策としての空気清浄機の効果

空気清浄機を活用することで、抜け毛だけでなく、猫のフケやホコリも取り除くことができます。

特にアレルギー体質の方には、空気清浄機を使うことで、家の中の空気を清潔に保つ効果があります。

④ 猫の健康を維持し抜け毛を最小限にするためのケア

抜け毛を減らすためには、猫の健康管理が重要です。

バランスの取れた食事や、適度な運動を提供することで、猫の体調が良くなり、毛並みも美しく保てます。

健康な猫は、毛がツヤツヤしていて、抜け毛も少なくなりますよ。

⑤長毛猫の場合はサマーカットなども視野に入れよう

我が家の猫ちゃんは2匹とも長毛夏にサマーカットをしています。(写真は我が家の猫のサマーカットをした様子です)

  • 1匹は毛が綿のようにふわふわで、すぐに毛玉になりやすい上ブラッシングが嫌いで時々しかやらせてくれない
  • もう1匹はブラッシングは好きだけど、自分で毛づくろいする分ですぐ吐いてしまう(換毛期は毎日)

そんな2匹なので、年に1度サマーカットですっきりしてもらっています。

1度サマーカットをすると数ヶ月は抜け毛がだいぶ無くなるため、ブラッシングも楽ですし掃除も簡単です。

ただ、サマーカットは全身麻酔をかける病院がほとんどなので、猫ちゃんの健康管理の元判断してあげてくださいね。

まとめ

猫の多頭飼いは、楽しい反面、注意すべきポイントも多いんですよね。

先住猫との相性やストレス管理、そして環境の整備が成功のカギとなります。

新しい猫を迎える前にはしっかりと準備を整え、焦らずに猫たちを慣れさせることが重要です。

特に、初対面の進め方やケージ越しの対面など、慎重なステップが猫同士の良好な関係を築くために欠かせません。

また、抜け毛対策やトイレの管理、家族や訪問者への配慮も大切です。

この記事で紹介したポイントをしっかり押さえれば、猫も飼い主も快適な多頭飼い生活が送れるでしょう。

ぜひ参考にして、猫たちとの素敵な時間を楽しんでくださいね♪

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